リチウムイオン電池よりも安く長時間照射したい」と思い、電源を探した結果、セルスター工業のPD-350でテストを行いました。

やはり、購入前には実際に使えるかわからず、商品選びから悩みました。
ミヤマの呪縛の魔琴さんが「ジャンプスターター」をご使用されていることが参考になりました。

1.スペック

試したのはセルスター工業 PD-350です。

[PD-350主な仕様]
・内蔵バッテリー:小型シール鉛蓄電池 DC12V 17Ah(20HR)
・DC12V出力:ターミナル(最大30A) シガーライター(最大10A)
・AC100V出力:150W(最大出力) 120W(定格出力)
・変換効率:80%以上
・出力波形:矩形型
・回路方式:PWM方式インバーター
・内蔵ランプ:DC12V 8W
・サイズ:410(W) X 110(D) X 370(H)
・重さ:8kg

セルスター工業 PD-350
陸式ターミナル シガープラグ
陸式ターミナル シガープラグ

2.テスト結果

バッテリーレス2機種、バッテリー内蔵1機種について、接続ケーブルを変えて照射時間の確認を行いました。

機種 バナナプラグ3m シガーソケット3m 基板
ライト バナナプラグ シガーソケット 基板
@BLAK-3050 50W 200分 50W 176分 有り
AアウトレットSL-3050 50W 216分 50W 214分 無し
BSL-3050(VR.3) 50W 199分 50W 171分 有り

基板が無い場合は接続ケーブルによる照射時間の差が2分でした。
基板が有る場合は約26分の差がありました。

この結果から、バナナプラグのほうが長時間照射できることがわかりました。
DC連続点灯コネクター3m(シガーソケット)をお持ちでしたら、活用できます。

【[バナナプラグ][丸端子]の特徴】
・シガーソケットより長く照射ができる
・プラス・マイナスの逆接続をしてしまう可能性がある
・取り扱いの電源が少ない

【シガーソケットの特徴】
・基板内蔵の場合は[バナナプラグ][丸端子]と比べると約26分短い
・逆接続の間違いがない
・比較的取り扱いが多い

3.良い点・悪い点

【メリット】
・本体や交換バッテリーが市販されているため買いやすい
・陸式ターミナルが装備され、最大30Aまで対応
・シガーソケットを装備
・鉛バッテリーに不具合が生じた時に交換可能
・ハイパワー外付バッテリー1個で2台買える
・その他にも、ランプやAC100Vなど機能が多数

【デメリット】
・電池残量ゼロから満充電まで充電時間が約10時間
・充電していると科学的なニオイがする
・ハイパワー外付バッテリー750gに対し、8kと重くて大きい
・雨と虫対策が必要
・機内持込みとお預けが不可

4.充電コスト


電池残量ゼロから満充電ランプ点灯まで約10時間。
ワットチェッカーを使って計測したところ、8.05円でした。

満充電ランプ 10時間超 約8円 0.35WH
満充電のランプ 10時間超 約8円 積算電力0.35Wh

設置ポイントまで車で移動し、充電時間にゆとりがある場合は使えそうです。スペースにゆとりがありましたら、2台買うという手もありそうです。

このテストは2014年に行っています。
使用環境、個体差、仕様変更などにより、点灯しなかったり、掲載データと異なる場合があります。