1.ライトのご使用時

Q1-1 照射直後に高周波のような「ジー」っという音が聞こえます。
A1-1 バルブ内に瞬間的に約2万ボルトの高電圧を加えることにより発生する音です。
30秒ほどすると静かになります。

Q1-2 照射直後の発光色が不安定です。
A1-2 電源スイッチをオンにしてバルブに電流が流れると、内部の温度が少しづつ上がるにつれ、だんだんと規定の明るさになっていきます。
規定の明るさになるまでは発光色が安定しませんが30秒ほどすると安定します。
発光色について、基準の範囲内で個体差があります。

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2.HIDランプの寿命について

Q2-1 HIDバルブ(バーナー)の寿命はどのくらいですか。
A2-1 交換の目安
輝線スペクトルバルブ:1500時間
紫外線透過バルブ:1500時間
紫外線強化バルブ:500時間
一般的なバルブ:2000時間

交換目安を超えた場合、光束(ルーメン)が約60%ほど低下します。

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3.昆虫採集(灯火採集・ライトトラップ)にご使用の場合

Q3-1 色温度はどのようなものが向いていますか。
A3-1 4200Kは赤から黄色、6000Kは白色、8000K青色くなっています。
青く見る8000Kが紫外線が微量多いですが、どの虫がどの帯域を好むかはわかりません。

Q3-2 どういった場所が向いていますか。
A3-2 照射距離は約1kmですが、遠いと光の先端が弱くなります。
開けた場所で光が葉や枝に邪魔されず、まっすぐ届きやすい1km以内の場所が理想です。

Q3-3 ライトをどのように設置したらいいですか。
A3-3 現場の状況に合わせて、三脚を使って高さや角度を調節します。

ライトは筐体の一部が放熱板の役目をしています。
三脚を使用することにより、放熱性を高め、自由自在な方向を照射することができます。

ヘッドが重くなりますので倒れないよう気をつけください。


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4.三脚について

Q4-1 三脚への設置方法を教えてください。
A4-1 三脚からクイックシューを外します クイックシューを用意します。
三脚設置用ネジ穴 ライトの下面に三脚設置用ネジ穴があります。

ネジ穴はデジタルカメラ・ムービー用の三脚であれば、ほとんどの規格が同じです。
(細ネジ規格UNC1/4)
本体の三脚設置用ネジ穴にクイックシューを取り付けます 本体の三脚設置用ネジ穴にクイックシューを取り付けます。
クイックシューのついた本体を三脚に取り付けます クイックシューのついた本体を三脚に取り付けます。

三脚使用例
三脚使用例

三脚を短くした場合と長くした場合の使用例。

照射方向の状況により、三脚側で高さや角度を調節します。ライトを回転させると、クイックシューやライトのネジが切れる場合があるので注意してください。

高いと風が吹いた場合に転倒する可能性があります。転倒防止策として、フックやストーンバッグを使って重いものをぶらさげる方法があります。
Q4-2 三脚の選び方を教えてください。
A4-2 三脚はアルミ製とカーボン製、脚は三段と四段が主流 脚の素材は値段は高くて軽いカーボンと廉価なアルミが主流です。ライトの重さに耐えられるものを選びます。

三脚は「3段」や「4段」などあります。飛行機内へ持ち込みする場合は、折り畳んだ状態で60cm未満をご購入ください(渡航先、航空機により異なる場合がありますのでご確認ください)。
脚のロック方式はレバー式とナット式がある 脚の伸縮のロック方式はレバー式と回転させるナット式があります。設置と撤収を少しでも早くするには、レバー式をおすすめします。

画像はレバー式4段です。レバーを閉じる時、虫を挟まないように注意。
クイックシュー クイックシューやネジの大きさはメーカーや三脚ごとに異なります。

ネジが大きめのほうが脱着しやすいですが、三脚は大きくなります。
三脚収納ケースがあると便利

三脚の隙間に入り混んだ虫が輸送中に出てこないよう、収納ケースがついていると便利です。

車のスペースに余裕がある場合は、灯火採集の道具をまとめて収納ケースに入れると準備や撤収が早いです。
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5.航空機への機内持ち込み・お預けについて

Q5-1 機内に持ち込みしたり、預けたりできますか。
A5-1 1.規定(2011.10.01現在)
<機内持ち込み可能なもの>
・電子機器(本体)のワット時定格量が160Wh以下
・電子機器(本体)の予備電池でワット時定格量が100Wh以下※
※短絡防止の措置が行われていること
・電子機器(本体)の予備電池でワット時定格量が100Whを超え160Wh以下※
※1人2個まで、短絡防止の措置が行われていること

<お預け可能なもの>
・電子機器(本体)のワット時定格量が160Wh以下

リチウムイオン電池の取り扱いは厳しくなる傾向があります。
お預け可能でも、機内持ち込みで準備されたほうがスムーズです。




2.商品別
商品 機内持ち込み お預け Wh
AZ50SL 97.2
AZ50TS(AZ50SL改) 97.2
SL-3050 97.2
SL3050(VR.2 VR.3) 97.2
AZ50GAGA 97.2
MOTHLIGHT 97.2
MOTHLIGHT-C 0
外付バッテリー × 97.2
ハイパワー外付バッテリー × 147.0
FishingCUBE EX 14.8V 10A × 148.0
FishingCUBE EX 14.8V 5A × 74.0

AZ50SL
AZ50TS(AZ50SL改)
SL-3050
SL3050(VR.2 VR.3)
AZ50GAGA
MOTHLIGHT
上記は電子機器本体に組み込まれた電池のワット時定格量が97.2Whのため機内持ち込み、お預けが可能です。

外付バッテリー(BPSET、SLBP-3050)
上記は予備電池で電池単体のワット時定格量が97.2Whのため機内持ち込みが可能ですが、お預けはできません。
個数は制限がありません。

FishingCUBE EX 14.8V 10A、ハイパワー外付バッテリー(HPBPSET、SLHBP-3050)
上記は予備電池で電池単体のワット時定格量が147〜148Whのため機内持ち込みが可能ですが、お預けはできません。
個数は2個までとなります。100Whを超える他の予備電池をお持ちの際はご注意ください。

FishingCUBE EX 14.8V 5A
上記は予備電池で電池単体のワット時定格量が74.0Whのため機内持ち込みが可能ですが、お預けはできません。
個数は制限がありません。

【注意点】
渡航先や空港によりましては、規定が異なる場合があります。
事前に必ず確認をしてください。



3.リチウムイオン電池仕様証明書について
リチウムイオン電池の航空機内への"持ち込み"や"お預け"に関して、検査が厳しくなってきていることを受け、 メーカーより『リチウムイオン電池使用証明書』が発行されています。

HIDハンディライトまたは外付バッテリーを航空機内へ"持ち込み"または"お預け"される際には、ワット時定格量(Whワットアワー)を確認される場合があります。
下記書類を印刷してご利用ください。

2023年7月25日出荷分からは、電池容量証明書が表示できるQRコードをバッテリー本体に貼ってあります。

【FishingCUBE EX 14.8V 10A用】
電池容量証明書(PDF)
https://light-trap.jp/pdf/200331-FCEX.pdf

【FishingCUBE EX 14.8V 5A用】
電池容量証明書(PDF)
https://light-trap.jp/pdf/230714-FCEX5Ahpdf

【ハイパワー外付バッテリー、外付バッテリー用】
リチウムイオン電池仕様証明書(PDF)
https://light-trap.jp/pdf/140602-Liion1.pdf

航空輸送に関する規定は変更となる場合があります。
また、基準以内であっても現場の判断により輸送できない場合があります。
電池容量を証明するもので、持ち込みやお預けを保証するものではありません。



4.参考ホームページ
ANA
http://www.ana.co.jp/domestic/prepare/baggage/index.html?menu=caution-restriction#anchor023

JAL
http://www.jal.com/ja/safety/airport/baggage.html

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6.その他

Q6-1 ライト内部が曇っています。お手入れ方法を教えてください。
A6-1 ライト内部のリフレクター(反射板)やガラスが曇っていると光量が落ちます。
内部の曇り 左:ライト内部がクリアな状態
右:ライト内部が曇っている状態

リフレクターのメッキが剥がれたり、傷つかないか確認してから、柔らかい布で丁寧に曇りや汚れを拭き取ります。

拭いても落ちない曇りや焼き付けは、高温や紫外線による劣化です。

リフレクターは繊細なため中性洗剤やアルコールの使用が厳禁ですが、ガラスは使用できます。

内部のホコリ除去にはカメラ用のエアブローが便利です。

ライトの筐体が水に濡れた場合は輪ジミになる場合がありますので、すみやかに拭き取ってください。