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「AC100VでHIDハンディライトを照射したい。」というお問い合わせをいただきます。
HIDハンディライトをAC100Vで照射するには、DCをAC100Vに変換する機器が必要です。
論理的には"始動電流約15A、定格5Aを満たすもの"であれば良いのです。
ところが、ケーブルが長いと電圧降下、接続方法によってはロスなどが発生して照射できなくなるため、余裕のある変換機器を選ぶ必要があります。
「買うならコレ」という候補があったものの、実際に使えるかわからず、なかなか一歩が踏み出せませんでした。
そんな中、内蔵バッテリーの無いHIDハンディライトの販売前の実験を行うにあたり、電源の一つとして"AC100Vからの照射"が外せなくなったことが後押しとなり挑戦することにしました。
結果、下記の内容で照射実験を行ったところ、50Wで2灯照射することができました。
もちろん、内蔵電池のある通常のHIDハンディライトでも使用可能です。
試したのはアルインコ スイッチング式安定化電源 DM-330MV(実勢価格約16,000円)です。
[DM-330MVの仕様]
入力電圧:AC100V
出力電圧:DC5〜15V(可変) ⇒ DCV13〜15Vの間で設定します
連続最大出力(13.8V時):30A ⇒ ゆとりがあります
サイズ:175×67×165mm ⇒ コンパクト
重さ:約2kg ⇒ 容量が大きいのに軽量
出力系統:ネジ式ターミナル:1系統、シガーライターソケット:1系統(10A)、ワンタッチプッシュターミナル:2系統(6A) ⇒ 3系統4種類の出力
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DM-330MVの前面。 |
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DM-330MVの背面。
ネジ式ターミナルは丸形端子、U型端子などをキャップで固定したり、小さめのワニグチクリップではさんだりできる他、バナナプラグを差し込むことができて便利です。
+側はキャップを外した状態、-側は丸形端子をキャップで固定しバナナプラグを差した状態。 |
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入力側が丸端子とバナナプラグの5mケーブルを作成。
写真のバナナプラグは縦に差し込め、半田がいらないため使いやすい。
丸端子は圧着して圧着端子用絶縁キャップをかぶせました。 |
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+-接続した様子。
ケーブルがしっかり固定されています。 |
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出力電圧を15Vに設定。
間隔を置いて2灯を50Wでスイッチオン。
安定した連続照射ができました。
DM-330MVは屋内用のため、防水・防虫対策としてケースに入れています。ケースは放熱を考えてゆとりのある大きさを選びました。 |
別荘・宿泊施設・発電機などのAC100Vから(バッテリーレス・AZ50GAGA・AZ50SL・SL-3050)などを照射したい場合にはご参考になるかと思います。
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