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2013年の灯火採集の幕開けは奄美大島。
6月の新月は9日のため、オオクワガタの灯火採集へ行くにはまだ気温が低いと考え、奄美大島に行くことにしました。
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1.6月8日
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今回はSL-3050を1灯、外付バッテリー1個を持参。
SL-3050をスーツケースに入れたところ、羽田空港の保安検査で要確認になりました。
ライトと『リチウムイオン電池容量証明書』を見せたので、通常であればスルーできるはずが、「念のために機内にお持込みください。」とのこと。
規定ではライトは機内持込みとお預けが可能、外付バッテリーは機内持込みのみ可能です。
手持ちのバッグの中身とSL-3050を入れ替えました。
検査時にバタバタするのは避けたく、今後は全て機内持込みで準備していきます。
羽田を出発し奄美大島に到着。 台風の影響で風が吹いていて曇り。
夜は雨と風が激しく灯火採集どころでありませんでした。
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2.6月9日
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アサギマダラとオオゴマダラを見ようと、喜界島に行こうと旅行前に調査。
奄美大島と喜界島は近いのに、日帰りで観光できるフェリーが無いことがわかりました。
思いきって飛行機を予約しました。
当日になると、台風の影響で飛行機が到着しなくてハラハラ。
雨雲レーダーを見ると、喜界島と奄美大島は雨。
だんだんと雨が移動してきて、激しくなりそうな気配。
20分遅れで飛行機が飛び、フライト時間は20分。
滞在時間は3時間の予定が2時間30分になり昼食は抜きます。
↓予想に反して現地は曇り。
↓引き戸の喜界空港。
さっそくレンタカーに乗り込みます。
事前にアサギマダラとオオゴマダラの観測ポイントをチェックしておいたものの、
いざ現地へ行くとそれらしき場所がわからなくなってしまいました。
オカヤドカリの生息環境調査も兼ねていましたから、しばし海岸を散策。
小さな個体が多いですが、じつに豊かです。
オカヤドカリ観察が終わり、走り始めるとオオゴマダラらしき蝶が優雅に舞う姿が見れました。
たまたま横を見たら大群発見!
しかし、前の藪が邪魔で近づけません。
仕方なく、別の場所と島を一周したら、飛行機の出発まで残りわずかになってしまいました。
アサギマダラとオオゴマダラを見に来たのに、何にも記録が残っていない。
再び先程見た観測ポイントへ行ってみました。
藪に入り込めば・・・と努力しましたが近づく時間もなくなり、最大ズームして夢中で動画撮影。
カラスの鳴き声が大きいこと。
YouTube URL: http://youtu.be/HotbpAT0CRs
↓オオゴマダラ。
↓オオゴマダラ。
単独で飛んでいるところを静止画撮影するのは難しい。
撮影終了後は、ガソリンを入れて車を返し搭乗手続きと大忙し。
帰路は遅れることなく奄美大島に戻れました。
夕食後、外は霧雨。
ちょっと点灯してみました。
↓23.8℃ 83%。
↓ガスっています。
↓アシヒダナメクジは大盛況。
↓クロイワニイニイか?
↓ヒラヤマメナガゾウムシか?
見るものが何でも新鮮。
雨が強くなってきたので早々と終了。
なかなか思った通りにいかないものです。
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3.6月10日
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天気が回復してきたので、加計呂麻島で自然観察に決定。
↓古仁屋港からフェリーかけろまで車ごと乗ります。
約25分で瀬相港に到着。
海岸沿いをドライブし、気になったところで寄り道。
↓海岸で巨大ムラサキオカヤドカリ。
↓道路で立ち止まっているキノボリトカゲ。
↓変わった形のクモ。チグサトゲグモかな?
↓カマキリ。
↓3階建てのアカホシカメムシ。
生き物がどんどん目に入ってきます。
↓さすが寅さんのロケ地。良い雰囲気の瀬相港。
約3時間30分の滞在でしたが、雨に濡れることなく加計呂麻を楽しみました。
ホテルに戻ると玄関に虫たちのお出迎え。
↓アマミアオドウガネ。
↓オキナワシロスジコガネ。
夜はもちろん灯火採集。
↓8:49 24.0℃ 71%。
前日より虫の飛びがいい。
↓この日は羽蟻が大量に飛んでいて、梅雨明け間近という日でした。
↓アシヒダナメクジは本日も大盛況。
↓アカホシカメムシ。
↓カミキリの一種?
いつもの灯火採集場所ではみかけない蛾。
↓体に何かつけている不明蛾。
↓不明蛾。
カミキリ類と思われる虫は後からゆっくり撮影。
↓マツノマダラカミキリ?
↓アマミアヤモンチビカミキリ。
↓ワモンサビカミキリ。
↓アマミコウノゴマフカミキリ。
↓リュウキュウムナクボカミキリ。
↓不明。
↓セスジカクマグソコガネ。
カミキリ類が多かった夜でした。
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4.まとめ
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天気には恵まれませんでしたが、島巡りができて盛りだくさんな旅でした。
灯火採集以外にも、ライトを使った楽しみは海岸にもあります。
↓誰もいない海を照らして波の動きを観察。
↓海岸で影遊び。
↓生き物観察。
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